びっくり箱とは

練習嫌いにならないで! ピアノは、音楽はこんなに楽しいのだから! それを伝えるため、『ふたりで弾こう! ピアノびっくり箱』は生まれました。

『ピアノびっくり箱』は、誰もが知っている曲に、びっくりするような伴奏が2種類つけられた、連弾用の曲集です。お子さんは慣れ親しんだメロディを弾くだけ。でも伴奏と一緒になると、それまでのイメージとはまったく違った景色が現れます。楽しげなメロディが悲しげになったり、フワフワしたり、ムズムズしたり。

そうして、同じメロディでも伴奏によってまったく違う雰囲気が生まれるという、音楽の面白さや不思議さ、奥の深さを、お子さんは無意識のうちに感じ取ります。それに慣れていくことで、音楽性や感受性、創造性はどんどん刺激され、成長とともに豊かな情操が育まれていくのです。

『ピアノびっくり箱』には、古典的なクラシックから近・現代音楽、ジャズやポップス、民族音楽など、あらゆる要素が取り入れられています。幼少のうちからそうした多様な音楽に接すると、柔軟性や許容力も養われ、自然に幅広く豊かな音楽性が身につくと言われています。

メロディ主体の単純な演奏ですから、テクニックの上達には一見役に立たないように思えます。けれども『びっくり箱』は連弾用の曲集。伴奏者と息を合わせ、曲の抑揚を意識して弾くなど、本来音楽に必要となる合奏能力や表現方法などを学ぶことができ、結果的に音楽的な総合能力はどんどん磨かれていきます。

先生と生徒、親子や兄弟、友達同士など、さまざまな組み合わせでこの『びっくり箱』を演奏し、ふたりで音楽の面白さを同時に体感しながら、楽しいひとときをお過ごしください。